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모자의 대결 장면으로 읽는 가족 표상 -『호토토기스(不如帰)』의 ‘이에(家)’-

  • 日本硏究
  • 2008, (25), pp.141-158
  • Publisher : The Center for Japanese Studies
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature
  • Published : August 20, 2008

kwon, Junghee 1

1성균관대학교

Candidate

ABSTRACT

本稿は徳富蘆花の『不如帰』における「イエ(家)」の意味を考察することに目的がある。『不如帰』における「イエ(家)」がどのような意味を持つのかという問題が最も核心的に現われた個所は、母親と武男の離婚をめぐる口論の場面である。そこで、本稿では、母親と武男の論争を辿りながら、『不如帰』における「イエ(家)」の論理がどのように構成されたのかを分析した。その結果、明治維新の功労によって成された川島家の成立自体、家が国家に包摂されるかたちの「イエ(家)」の論理による構成であることが明らかにされた。さらに、離婚をめぐっての母親と武男の間の口論は、本来孕むはずの国家と家の対立が「妻が大事か父母が大事か」という嫁と姑をめぐる二者の選択の問題に置換されることによって、家と国家の対立が隠蔽されると共に、離婚が武男の自由意思による選択だという幻想が産み出される装置となる。こうした構図を通じて、愛と家の対立というメロドラマの構造が浮彫りにされるのでる。

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