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무라카미 하루키(村上春樹) 문학에 나타난 역사의식 고찰

  • 日本硏究
  • 2009, (27), pp.207-226
  • Publisher : The Center for Japanese Studies
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature
  • Published : August 20, 2009

Cho Joo-Hee 1

1서경대학교

Candidate

ABSTRACT

村上春樹(1949~ )の作品には、1990年を境としてその前と違った色々な特徴が表れる。その中でも社会や組織に「デタッチメント」してきた作者が、日本と日本人に対する認識を再構築しながら、その基盤になる日本の歴史を作品の中に取り入れることになったのは、一番大きな変化だといえるだろう。 春樹は日本の歴史の中で、1939年に起った「ノモンハン事件」と「太平洋戦争」末期の「フィリピン戦闘」を素材にして、『ねじまき鳥クロニクル』と『海辺のカフカ』の中で当時の記憶を描いている。 まず、『ねじまき鳥クロニクル』では、戦争を体験した「間宮」中尉の目と口を通して彼の記憶を伝えているが、あまりにもリアリズムを強調したあげく暴力映画の殺人場面と区別がつかず、戦争の悲慘さや殘酷さよりは殺人そのものに対する反感を呼び起こすにとどまっている。 『海辺のカフカ』では性と暴力が日本の過去、即ち「太平洋戦争」と相まって展開されているが、それも戦争の実相そのものが描写されているというよりは、それによって派生されたはずの個人的な暴力に帰結されている。 結局、「歴史」を論ずるにおいて、春樹はそのポイントとして「暴力」を取り立ててそれに偏っているし、戦争を見る視覚がもっぱら日本や日本人に向いている。当時の被害者である周辺国に対しての配慮が見当たらないのは残念に思わざるを得ない。春樹が「エルサレム賞」を受賞しながら話した「壁と卵」の比喩が、言葉だけでなく、自分の作品の中で適切に表現されるべきであり、それが世界的作家として、春樹が今後課題としなければならない問題だと思う。

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