@article{ART001419926},
author={츠자키고이치 and Yamamoto Tomoko},
title={A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity},
journal={日本硏究},
issn={1229-6309},
year={2010},
number={28},
pages={159-179}
TY - JOUR
AU - 츠자키고이치
AU - Yamamoto Tomoko
TI - A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity
JO - 日本硏究
PY - 2010
VL - null
IS - 28
PB - The Center for Japanese Studies
SP - 159
EP - 179
SN - 1229-6309
AB - 調査結果の考察から得られる、この活動が学習者に与える効果というものを整理し、今後の予定を述べたい。まず、この活動がおもしろかったと回答した学習者が9割いたことから、提示した授業試案により学習者の興味を惹き、学習上の好奇心をかきたてることができたと考える。具体的な効果として、実際の会話で使われる表現や語彙の勉強に役立つという回答が多く、セリフが頭の中に残ったという声も見られた。ドラマを用いた演技活動で、あるコミュニケーションの状況に適切な(自然な)表現や語彙の習得が行われ、学習者が問題としている 「(文法的に)正確に話すこと」 「なめらかに(自然に)話すこと」に対応することができたと言えよう。換言すると、語彙・表現の拡充やノンバーバルを含めた待遇コミュニケーション教育に効果がある活動だと言ってもいいだろう。音声的な問題についてだが、音声練習にリピーティングやシャドーイングを用いることで音声への意識が高まると言える。音声練習を大変だと答える学習者は多いが、練習自体を否定的には捉えておらず、アクセントやイントネーションなどプロソディ的なことに自信がついたという声が多かった。このことから、この活動は多くの学習者がコミュニケーションの場で克服したいと考えている 「発音、プロソディ等の音声的問題」にも効果があると言えるだろう。精神的な側面をみると、「役になりきって演じること」や 「同じチームのメンバーと協力して練習できたこと」などにおもしろさを感じる声が多かった。前者に関しては、演技をすることが、日本語でコミュニケーションする自信にもつながると思われる。後者については、協同学習という側面から見て学習者同士のラポール形成に有効だと言えよう。こうしたことが、外国語を学ぶ学習者が持つ 「外国語で話す際の精神的不安定さ」の緩和につながればと考える。一方、恥ずかしさなど演じることへの精神的抵抗の有無は活動への意欲に影響している。学習者の性格も踏まえ、フィードバックなどによるフォローが必要だと思われる。今後、より適切なモニター、フィードバックの方法を探りたい。また、同じ試案で行った授業でもクラスによって結果に違いが見られた。3.1.7でも少し述べたが、これについては、その背景となるいくつかの要因が考えられる。この点を明らかにしておくことは、この活動を効果的に運用する上で重要なことと判断する。そのため次稿で、教師に対して行ったアンケートの回答を参照しつつ、授業の具体的な進め方、クラス構成員の属性、活動が行われた環境等の条件とその結果にどのような関係があるのかを比較対照し、その結果を述べたいと考える。
KW - TV drama;Scenario drama;Acting;A survey on attitude
DO -
UR -
ER -
츠자키고이치 and Yamamoto Tomoko. (2010). A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity. 日本硏究, 28, 159-179.
츠자키고이치 and Yamamoto Tomoko. 2010, "A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity", 日本硏究, no.28, pp.159-179.
츠자키고이치, Yamamoto Tomoko "A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity" 日本硏究 28 pp.159-179 (2010) : 159.
츠자키고이치, Yamamoto Tomoko. A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity. 2010; 28 : 159-179.
츠자키고이치 and Yamamoto Tomoko. "A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity" 日本硏究 no.28(2010) : 159-179.
츠자키고이치; Yamamoto Tomoko. A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity. 日本硏究, 28, 159-179.
츠자키고이치; Yamamoto Tomoko. A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity. 日本硏究. 2010; 28 159-179.
츠자키고이치, Yamamoto Tomoko. A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity. 2010; 28 : 159-179.
츠자키고이치 and Yamamoto Tomoko. "A Report of a Scenario‐Drama Activity Using TV Dramas Focusing on Responses of Learners Who Participated in the Activity" 日本硏究 no.28(2010) : 159-179.