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Japanese in the Multilingual linguascape of Manchuria during the War

  • 日本硏究
  • 2011, (31), pp.145-172
  • Publisher : The Center for Japanese Studies
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature
  • Published : August 20, 2011

張守祥 1

1佳木斯大学

Accredited

ABSTRACT

本稿では言語景観の概念と研究意義について見解を述べ、また「満洲国」の歴史背景、言語景観の先行研究などを概観したうえで、当時の都市部の言語景観の文字種の使用状況、または各文字種にかかわる店舗階数、道路整備率、街灯設置率について量的考察を行った。主な内容をまとめると、以下のようになる。満洲国都市部の言語景観にある文字種は平等な存在ではなく、支配年数、民族構成、経済格差によって様々な差異を呈出している。日系人口のわりには、日本語によるものは多くの都市では遥かに中国語の方を凌いでいる。換言すると、在満日系人は都市部経済活動の中では支配的な地位だったとも言える。また文字種の使用率だけでなく、商業店舗の経済力を反映する(店舗家屋の階数、道路の整備状況、街灯の設置率)三項目からみても、現地中国人の商業活動はわりに不利な環境の下で行わざるをえなかったと考えられる。

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