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『이세 모노가타리(伊勢物語)』의 ‘히나(鄙)’에 대한 일고찰

고선윤 1

1한국외국어대학교

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ABSTRACT

『伊勢物語』は、獨立した125個のエピソードからなる、平安時代の最初の歌物語である。よって、昔男は、125個のそれぞれ違う舞臺の主人公として登場する。その舞臺は平安時代の貴族らの主な舞臺である平安京、いわゆる、「みやこ(都)」ばかりではない。『伊勢物語』の舞臺はみやこから離れた伊勢地方であったり、東國であったりする。いわゆる、「ひな(鄙)」がその舞臺となることがある。  まず、みやこを離れた昔男は、「ひな」の女から和歌をいただくが、それを語り手は「歌さへぞひなびたりける」「ゐなかの人の歌にては、あまれりや、たらずや」と評する。これは、「ひな」の人は、平安時代のみやこの人の必修條件である和歌を詠むことも、理解することもできないといる、先入觀のあらわれである。  昔男は「ひな」でもたくさんの女と恋愛するが、それは常に離別を前提としている。それに比べ、昔男は「ひな」にいながらも、みやこの女を恋しがる事が多い。よって、「ひな」とは、それ自體意味があるのではなく、みやこに心向くことを强調するための相對的意味として存在するものと見える。  昔男は友と伴に「ひな」で遊覽することも多い。風景を眺め「ひな」での餘裕を楽しめば良いものの、悲運の皇族として藤原氏體制のなかで生きる者として、その立場を「ひな」の景色に連想して、自分の不遇を表現している。  以上のように、本稿では、「ひな」での話に注目して、『伊勢物語』で描いている「「ひな」」とは、いかなるものか、その意味に接近することを目的とした。「ひな」は、それ自體が一つの價値がある存在というより、みやこを前提として、それと對比する差別的槪念であることを確認した。平安時代の貴族の主な舞臺がみやこであり、彼らが追求する理想が「みやび」であることを思えば、充分理解できる。

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